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ヴァイオリンやコントラバスなど弦楽器のことを中心に、子どもさんのお稽古や楽器管理のアドバイス。アマチュア・初心者の方のおススメ楽器など。

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バイオリン 初心者・中級者の楽器の買い方 早わかりガイド おススメ楽器も

投稿日:2019-10-05 更新日:

「いくらの楽器を買ったらイイの?」

バイオリンをはじめようと思い立った時、誰しも疑問に思うことです。

手がかりが欲しいと思ってググってみても、中々具体的な情報が見つかりません。

「ピンからキリまで」とはまさにバイオリンの値段のためにあるような言葉。1万円を切る格安楽器から上はもう青天井。戸惑うのが普通です。

実際のところバイオリンの値段の基準はあるようなないような、あやふやなもの。(参考)バイオリンの値段はどうやって決まる?

バイオリンにせっかく関心を持ったのに、楽器購入のところで二の足を踏んでしまうのは残念です。

この記事では具体的に、初心者やアマチュア中級者の方が使うバイオリンの値段についてまとめています。この記事を読むと、初心者・アマチュア中級者の方がどの程度のグレードの楽器を購入したらよいかがバッチリ分かります。

初心者、最初のバイオリン

一念発起、バイオリンを始めようと楽器購入を検討して様々なサイトを見ていると「こんな値段の楽器はクズ」みたいに書いてあったり、難しいうん蓄が並んでいたり…、その時点でビビッてしまうことでしょう。

基本そういうのを気にしなくてOKです。

趣味で楽しくバイオリンを始めようと思っているのです。自分で金出して購入するのです。堂々安い楽器を買ってよいのです。

ただ「安かろう、悪かろう」の使えない楽器が多く出回っているのも事実。初心者の方が使う上で基本的な機能を備えていて、通常の使用に耐えられる楽器を紹介していきますね。

stentorはイギリスの会社で製、造工場を中国に持つことでコストを大幅に削減して安価な楽器を世界中で販売しています。安価な楽器を購入する時にはおススメです。これよりもう一つ下のグレードがありますがそちらは避けた方が良いです。

こちらも同じstentorですがグレードが一つあがります。木目が綺麗に出ていて見かけもずっと良いですし音色も落ち着いています。もしこちらのグレードが買えるなら最初の楽器としてよりおススメ。

中期的な視点ではグレードの高いほう(sv-320)がおススメですが、最初の一年間は実際のところ楽器の違いを感じられる技量が無いです。「続くかどうか分からないからとりあえず安いほうで」という選択は全然ありです。

こういう値段はバイオリンでは格安の部類に入りますが、もっと安いものもあります。ただこれより安くなると「安物買いの銭失い」になる可能性が高いです。演奏上求められる機能を網羅しているギリギリのラインがこのあたり。両方ともセット品なのでこれでバイオリンをはじめるために必要な大体のものがこれで揃います。

ひとつ大切なことは、バイオリンを購入したらちゃんと調整をすること。これは欠かせません。⇒バイオリン(弦楽器)購入時の楽器調整 早わかり簡単ガイド

「安い楽器を買ったらこんなにひどかった」みたいなレビューを目にすることがありますが、実は多くの場合購入したそのままの状態で楽器を弾いて不良品と勘違いしているケースです。この10倍の値段の楽器でも、調整に出さなければ弾ける状態にはなりません。

つまりバイオリンは購入金額+調整(初期設定のようなもの)の費用ではじめてスタートが切れるのです。楽器調整は必須です。

というわけで、バイオリンをはじめたいと思う方、難しいウンチクを気にせず手頃な線でとにかく楽器を買ってスタートしてみる。ただ楽器調整は忘れずに、これが正解です。

(楽器を準備して先生選びについてはこちら)⇒趣味でバイオリンを始める時の先生の選び方

初心者卒業が近づいたら

↑の初心者楽器がどのくらいの期間使えるのかと言えば、実際のところかなりの期間使えます。すぐさま壊れるわけではありませんし、初心者が「この楽器物足りない」と感じられるほどに上達するのには相当の時間がかかります。

というか、趣味で楽しく続けていくという用途ならSV-320を使い続けて支障ありません。

ただ、少しずつ上達する中でもうちょっと良い楽器が欲しくなる、これが人情です。木目がどうのとか、パーツがどうのとか、どこの国の楽器とか、そういうのにこだわるのも弦楽器の楽しみでの一つであって、オーディオマニアに似た感覚かもしれません。

オーディオが好きな方はアンプとかスピーカーとか、ケーブルなんかも段々こだわりだしますよね。調子悪いわけではないのに。。。
そういう類の話しなんです。ですから、スタート時にあまり心配しないでください。

「次が欲しい」と思った時に、一つグレード上のものをご購入になったらどうでしょう。値段相応の性能を持った楽器なら、違いは割とはっきり分かります。

カール・ヘフナーはドイツの楽器メーカーの老舗。日本でいうスズキバイオリンのようなところで、日本でも昔から評価が高いですし世界中で愛されています。思い切ってヘフナーの楽器を使ってみるとドイツらしい重厚な音が楽しめます。

日本のバイオリンメーカーと言えばスズキバイオリン。高い技術力は世界でも評価されています。スズキの500番台のバイオリンはかなり良くできています。アマチュアの方はずっと付き合っていけるくらいの良い楽器です。

初心者の方の最初の楽器が20,000~35,000円くらいのもの。次にステップアップするなら100,000円前後の楽器を視野に入れると、楽器を替えた実感がわくと思います。

ただ、電化製品なら大体値段で性能が判断できるのですが、バイオリンは違います。10万出してもダメなものはダメ。安くても使えるものは使える。

この辺が楽器の難しさです。ネット購入を前提とすると、メーカーの信頼性が非常に重要になってきます。そういう意味で、SUZUKIやKarl Hofnerの安心感は抜群です。

中級者卒業が近づいたら

アマチュアの方が自分の愛器としてずっと使っていけるグレードとして30万くらいの楽器を買うことができたら最高。ここを到達点と考えて良いと思います。

とはいえ「後々買い換えるのがもったいないから」と最初からこんな値段のものを買う必要はありません。続くか分からないわけですし、じっさい続かない方も多いです。

↑に書いた初心者用の楽器からまずはじめてみて、バイオリンが大好きになって掛け替えのない楽しみになってきたらステップアップでこういう楽器の購入を検討、が良いと思います。

繰り返しになりますが、30万くらいの値段の楽器でないとバイオリンが続けられないという話しではありません。楽しみや贅沢の世界です。

さて、中級者を卒業する頃の方へのおススメの楽器紹介ですが…、30万前後の楽器を購入なさるなら専門店に行って手に取って試奏し、お店の方に色々聞きながら購入なさるのが一番。

このくらいの値段の楽器ですと個体差がはっきり出てきます。同じ型番でも鳴る楽器、鳴らない楽器がありますし、音色にも違いが出るので試奏したうえで選ばれた方が良いです。

裏ワザ

最後に、楽器購入の裏ワザとして、海外からの直接取り寄せという方法があります。ご参照ください⇒Amazon USAで購入 お買い得 お勧めバイオリン(準備編)

全てがすべてではありませんが、日本での購入価格の半額程度でバイオリンを買える可能性があります。

初心者用のものは送料を含むとほとんど変わらなくなるのであまり意味は無いですが、10万を超えるものですと海外からの取り寄せは一つの有力な選択肢になります。

30万前後の楽器は楽器屋さんで直接、と書きましたがもし海外からの取り寄せでこの額が半分になるとしたら、ネットでの購入も検討の価値ありかもしれませんんね。

まとめ

完全な初心者の方は2~3万程度でちゃんと使える楽器を購入してとにかくスタートしてみるのが良いですね。色々とうんちくがあるのがバイオリンの面白さではあるのですが、そういうのを気にするのは始めてからにしましょう。

まずは楽器を買って一歩を踏み出すことです!

初心者を卒業できる頃に、10万円でお釣りがくるくらいの楽器に乗り換えるとまた新たなバイオリンに対するモチベーションが生まれてきます。スズキやヘフナーなど信頼できるメーカーのしっかりした楽器を手にすると更なるバイオリンの魅力が見つかるかもしれません。

その次は、ぜひ楽器屋さんで。裏ワザもこのブログで細かく紹介していきますのでご期待ください。それでは素晴らしいバイオリンライフを!

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