大切な愛器に傷をつけてしまった時のショックは大きいもの。でも少しくらいの傷なら自分で手当することが可能です。
今日はヴァイオリンやコントラバスなど弦楽器の傷を消す方法を紹介します。
傷の消し方
弦楽器の傷は自分でかなり消すことができます。
特にコントラバスやチェロなど体の大きな楽器はどんなに注意していても傷はつくものです。吹奏楽部によくある傷だらけのコントラバスもこうやって消してあげてください。
今日は私のコントラバスで写真入りで解説していきます。
用意するのは【Lyric WAX POLISH】と柔らかい布。これだけです。
実際にコントラバスの傷消しをやってみましょう
私の楽器で実験といっても、日頃からキレイにしているので劇的ビフォアフターのようにはできませんが、前回のツアーでついた小傷が残っているので、それで試してみましょう。
こういう表面の傷はほぼ完ぺきに消えます。
先ほどのポリッシュを布に含ませ、傷とその周辺にポリッシュをしみ込ませるようにしてゆっくり撫でていきます。この程度の傷ならゴシゴシやる必要はないです。
軽くなでるようにしてポリッシュを傷とその周りに馴染ませてください。これだけで⇒
キレイになりすぎて元々の傷の場所が良く分からなくなってしまいました…。
もう一度やってみましょう
というわけで、もうちょっと分かりやすい場所。コーナーの傷でもう一度やってみます。
嘘みたいにキレイになりました。
注意点
気をつけていただきたいのは、一か所の傷は一回の掃除でキレイにすることです。「昨日やった個所が気になるので今日ももう一度」というようにあまり頻繁に同じ個所にポリッシュをつけないようにしてください。
それから「何百年前の古いニスが残っている」というような高級オールド楽器には使わないでください。そういう楽器はこまめに職人さんのお世話になるのが正解です。
まとめ
【Lyric WAX POLISH】はプロの職人さんも使っている優れモノ。楽器の傷が気になる方。傷がついてしまった時の処置用にもご用意なさることをおススメします。
指導に行っている学校の全面傷だらけの楽器も見違えるくらいキレイになりました。丁寧に、優しく、がコツです。
キレイな愛器で練習意欲も倍増です。