数あるオーケストラの楽器の中でもっとも大きく、もっとも低い音を出すコントラバス。存在感抜群です。実は色々な呼び方・呼ばれ方がある珍しい楽器でもあります。
コントラバス、ダブルベース、ウッドベース、ストリングベース、弦バス、などなど。
なぜこんなに色々な呼び方があるのか。果たしてこれらはまったく同じ楽器のことなのか、違いはどこにあるのか。
コントラバスの呼び方と使われるジャンルについて分かりやすくまとめました。この記事読めばスッキリわかります!
コントバス、ウッドベース、ダブルベース、どんな違いがある?
コントラバスにこんなにたくさんの呼び方がある理由は、
クラシック
コントラバスはオーケストラだけでなく、弦楽合奏、
コントラバスの「コントラ」
クラシックにおいてはコントラバス、もしくはダブルベースという呼び方が一般的です。
なお、クラシックにおいては弓を使って弦を弾くアルコ奏法が主で、
ジャズ
ジャズにおいてはウッドベースと呼ばれます。
また、
ポップス
テレビで歌番組を見ていると、
曲想によって、
ポップスの場合、
吹奏楽
吹奏楽器が主体の吹奏楽になぜコントラバスが入っているのか。この理由は以前に書きましたのでこちらをご覧ください⇒なぜ吹奏楽にコントラバスが入ってる?
吹奏楽では基本的にコントラバスと呼ばれますが、時々弦バスという呼称が使われることがあります。
吹奏楽のバスと言えばチューバですが、そこに弦楽器のバスが入っているということで弦バス。しかしこの呼び方を非常に嫌がる人がいるので注意が必要。
奏法はオーケストラと同じようにアルコとピッチカートの併用ですが、吹奏楽は演奏されるジャンルが幅広いので、ジャンルによってピッチカートのみということもあります。
アンプに繋ぐということはほぼありません。楽器の調整は通常のクラシックバージョンになります。
ロカビリー
コントラバスが使われる意外なジャンルとしてロカビリーがありま
屋外で演奏されることが多く、
楽器自体は同じものですが、
まとめ
上記以外では、マンドリンオーケストラやフルートオーケストラなどでもコントラバスが低音を補うために使われることがあります。
これほど様々なジャンル・様々な奏法で用いられる楽器も珍しいのではないでしょうか。色々呼び方に違いはありますが楽器自体は同じものです。
色々なジャンルの演奏で目にするコントラバス。音色や奏法の違いに注目して楽しんでいただけたらと思います。
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