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POPS’コントラバス松脂を新鮮に保つお勧めアイテム

投稿日:2019-08-31 更新日:

コントラバスの松脂。色々な種類がありますが人気が集中するのは3・4つですね。その内の一つPOPS'(ポップス)。赤いケースが印象的なファンの多いバス松脂です。

今回は管理の難しいPOPS’松脂を良い状態に保つ特別なアイテムを紹介します。
この記事を読むと、POPS’松脂を買った時の新鮮な状態でいつも使うことが出来るようになります

私も音大時代はずっとPOPS’を使っていました。しっかり弦をとらえてくれて音量が出ますし、それでいて音色がクリアなのが特徴。最近は室内楽での演奏の機会が多いので別の松脂を使っていますが、オーケストラや吹奏楽で演奏する時にはPOPS’を使いたくなります。

そんなPOPS’のやっかいなところは暑さに弱く、直ぐ溶けてしまうこと。ただでさえ溶けやすいコントラバスの松脂ですが、その中でもPOPS’は特別溶けやすい。健康な状態で最後まで使い切った人を見たことがありません。

何十年も前からPOPS’のお約束になっている、紙のパッケージを外してレジ袋で包む作業は必須。それでも溶けるものは溶けるし、劣化は止められません。

コントラバスの松脂の暑さ対策には特別注意が必要です。⇒夏場のコントラバスの松脂 管理方法

化石のようになったPOPS’

溶かしてしまわなくても、あっという間に新品だった時の新鮮さが失われていきます。新品のみずみずしい時のPOPS’は本当に魅力的なのですが、段々こわばってきて化石のようにごわごわしてきます。しばしば目撃する役目を終えたPOPS’の姿です…。

こうなると弾き心地も悪く「寿命」と諦め買い換えるほかありません。カールソンなどに比べると随分大きいのに、結局1/4も使い切れないのが普通だと思います。

なぜPOPS’が直ぐに新鮮さを失ってしまうのか。これには成分の問題もありますが容器の問題もあります。私は今コルシュタインの松脂を使っていますが、ゴム製のしっかりとした容器が松脂に密着していて松脂が空気に触れ辛くなっています。

コントラバスの松脂を良い状態に保ち続けるには暑さ対策と共に乾燥対策が重要なのです。

POPS’の救世主 Rosin Saver for BASS

そんなPOPS’松脂の乾燥対策にこんな便利な物があるのでご紹介します。

【Rosin Saver for BASS】

中の容器にすっぽりPOPS’が入ります。そして外側の容器にピアノなどでも良く使われる湿度調整剤の小さなものが入ります。これで購入時のPOPS’のみずみずしさを維持できるのです。

現在Amazonや楽天の取り扱いが無いのでネットで取り寄せるのは面倒ですが、クロサワ楽器のオンラインサイトから購入が可能です。

私は最近手に入れたばかりで長期間使用した際の効果のほどは分かりませんが、外国のサイトを見ると乾燥した地域の方々がこれまで数ヶ月おきに新品を購入しなければいけなかったところ、このセーバーを使うことで1年近く良い状態でPOPS’を維持できている、というようなことが書かれています。

買ったままの状態を維持できるなら間違いなくPOPS’は最強の松脂の一つになりますね。POPS’ファンの方はぜひご利用ください。

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