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大人のバイオリンの始め方 よくわかる簡単手順・準備・費用

投稿日:2019-10-24 更新日:

バイオリン教室を舞台にしたドラマが始まったりと、バイオリンの習いごとに関心を持つ方が増えているでしょうか。なかなかとっつき難いイメージがあるバイオリンはじめ弦楽器の習いごと。

確かに色々手間がかかったりお金がかかったりするのは事実ですが、それはゴルフでもなんでも同じです。

クラシック音楽に敷居を高く感じてしまう所があるでしょうが、実際には道具を使う他の趣味と比べてずば抜けてお金がかかるようなことはありません。

この記事ではバイオリンをスタートする手順、またどのような準備が必要なのかをまとめます。これを読むとバイオリンの始め方。何を用意し、どのくらいの費用がかかるのかを知ることができます。

ここからあなたの素晴らしいバイオリンライフがはじまります!

用意するもの

  • バイオリン本体
  • 楽器ケース
  • 松脂
  • 肩あて
  • 譜面台
  • チューナー

上記の物が揃ったらバイオリンをスタートできます。

「やっぱり色々必要だなぁ」と思われるかもしれません。確かに一つ一つ購入していくとそれなりに費用がかかりますし選ぶのも大変ですが、入門時は便利なセット品があるのでそれがお勧め。

バイオリン本体を購入する時に楽器だけの物を買わないで、セットのものを購入されることをおススメします。

こういうのです。

 

詳しくはこちらを参照ください。初心者用の楽器のことを詳しくまとめましたので全部わかります。

物によっては上記の全てがそろってしまうセットもありますが、譜面台は大抵セットに含まれません。チューナーも含まれない物が多いと思います。

譜面台はこういうので大丈夫です。

KC キョーリツ 譜面台 軽量アルミ製 折りたたみ式 コンパクト仕様 MS-1AL/BK ブラック (ソフトケース付属)

譜面が置ければ何でも良いのですが、譜面台は不具合が起こりやすいです。結構ストレスになるので1000円を切る安価なものより、このくらいは出しておく方が長く使えます。

チューナーはこれがおススメ。性能も良いですしメトロノームがついているので後々便利です。

ヤマハ YAMAHA チューナーメトロノーム ゴールド TDM-700G チューナーとメトロノームが同時に使えるデュアル機能搭載 サウンドバック機能 日常の練習に最適

これでバイオリンを始めるための道具はすべて準備完了。案外簡単です。

何十万みたいな費用を想像していた方は拍子抜けかもしれません。心配になるかもしれませんがスタート時はこれで十分です。

楽器の調整

道具がそろって準備万端、でもまだやることがあります。楽器の調整です。

詳細はこちらをご覧ください。必要なことを全部まとめてあります。バイオリン(弦楽器)購入時の楽器調整 早わかり簡単ガイド

バイオリンに限らず習い事は何でもはじめが大変。その大変な時期をいかに乗り越えられるかが続くかどうかの分水嶺です。そして、しばしばあるのが、楽器を購入して道具をそろえて、でも楽器の調整をしていないので出来るはずのことができないということです。

例えばペグの不良。バイオリンの最初の難関はチューニングです。確かに難しいのですが、そもそもチューニングの際に使うペグが緩くてちゃんと止まらなかったり、逆に非固くて回すのが困難だったり…。

買った時の状態ではプロがやってもチューニングができないということがしばしばあります。

でも初心者の方はそもそも不良か正常かが分からないので、使用できない状態でチューニングに挑戦してどうしてもできずに「バイオリン無理」となってしまうことがあります。「不良品バイオリン!安いからダメ」みたいな勘違いをされることも珍しくありません。

また、駒調整がされていないので、弦と指板の高さが異常に高いようなことも珍しくありません。やはりこれではプロでも弾けません。そういう楽器の状態で、弦を抑えることがままならず「バイオリン無理」ということも良くあること。

まずは道具がその機能を十分に発揮できる状態にすること。「楽器は道具」、この認識は重要です。道具を整えたうえでスタートを切らないと絶対に続きません。

いずれにしても最初は苦労が多いですが、しかしちゃんと楽器のコンディションが整った上で入門者が経験する正しい苦労は、決して乗り越えられないものではありません。上記参考リンクから事前の調整について勉強して楽器屋さんに行きましょう。

弦の交換

楽器購入時に必須のもう一つの準備が弦です。

バイオリン購入時に弦は普通張られた状態ですが、入門楽器の場合劣化な弦が張られている可能性が高いです。これでは、やはりプロが弾いても決してバイオリンらしい音は出ません。

弦は非常に大切です。極端な例えですが、安価の弦は針金のような金属質な音がします。ストラディバリウスに針金を張っても決して良い音は出ない、という話しです。

逆に安価な楽器でもしっかりした弦を張ることで、そのバイオリンが持っている最高の音を引き出すことができます。弦の良し悪しは最初は分かりませんので調整の際に楽器屋さんに聞いてみると良いです。楽器屋さんで購入すれば張替えもやってもらえますが、初心者の方にお手頃の弦を一応紹介。

Vision ヴィジョン 4/4バイオリン弦セット

消耗品の割には高いと思われるかもしれませんが、このくらいのレベルの弦を張ると初心者の方には十分です。

色々なレッスンの形

道具に関してはこれでばっちりですが、道具の使い方を学ばなければどうにもなりません。バイオリンを見よう見まねで習得することは不可能ですし、自己流では多少音が出るようになってもある一定以上前には進みません。

バイオリンの弾き方を教えてくれる書籍も色々ありますが、あくまでも補助的なものであって本だけを見て習得するのは不可能です。

バイオリン教室

一番効率的なのはやはりバイオリンの先生に習うことです。
プロを目指す子どもさんは慎重に良い先生を見極める必要がありますが、趣味でなさる方は先生との相性とか手軽さとか教室の場所とか、そういう基準で選んだ方が良いです。続くことが何より大切です。

例えば、個人が主宰する近所のバイオリン教室に通うのも一つの方法ですが若干重たいところがあるかもしれません。趣味でバイオリンを始める時の先生の選び方

大手の音楽教室の方がビジネスライクで月謝もシステムも明快なので、あれこれ気を使わなくて良いのではないでしょうか。続かなくて辞める時にもあと腐れないです。

一つだけ、おススメのバイオリン教室を紹介しますね。

マンツーマンのバイオリンレッスン

シアーミュージックさんのバイオリン教室。こちらの教室は東京の中心に集中しています。一ヶ月のレッスンの組み方に色々なパターンがあって、仕事や家庭の事情に合わせてそれぞれが設定できるのが良いですね。月4回コースは1回のレッスン費用がお手頃になります。レッスンの振り替え可能。お勤めの方にはどうしても必要なシステムです。無料体験レッスン有。

その他、バイオリン教室のことは詳しくこちらの記事にまとめてあります

色々な教室がありますが料金体系や時間などシステムに多少の違いがあります。習い事は気軽でないと続きません。費用と共に自宅や職場から行きやすい場所を選ぶと良いと思います。

肝心なことは教室の色というよりも先生との人間関係です。相性が合うかどうかを確かめる意味で体験レッスンをお受けになられることをおススメします。上記サイトで紹介している教室はみんな無料体験レッスンを設定しています。

本当に先生は色々です。優しい方、一生懸命の方、演奏が上手な方、教え方が上手な方、粘り強い方、厳しい方…。どういう先生が良い先生とは言えません。自分に合った先生に出会うことが上達の近道。というか継続することの近道です。アマチュアの方の場合才能はほとんど関係ありません。どれだけ継続的に練習できるかどうかがすべてです。

DVDレッスン

どうしても個人レッスンは抵抗がある、自分のペースでやりたいという方。特に男性に多いようですがそういう方に朗報。DVDを見ながらのコース(教材)というのがあります。

【初心者向けヴァイオリンレッスンDVD】

このDVDレッスン、なんとバイオリンセット付です。

DVDを観ながら練習してバイオリンが驚くほど弾けるようになるとは思いませんが、バイオリンを始めるきっかけ・とっかかりとしてはとても良い選択肢だと思います。

未熟であっても「キラキラ星」でも何か一曲バイオリンで弾けるようになったら世界が変わります。楽器の習得は小さな成功体験の積み重ね。そうやって少しずつ自信をつけていくのです。

そういう意味では最初から先生のところに行くのに抵抗があるという方は、バイオリンライフのスタートとしてこういう教材を使ってみるのも良いと思います。それで「もう終わり」と思うかもしれませんし、「本格的にレッスンに行ってみよう」と思うかもしれませんし、継続出るかどうかを見極める機会になります。

ただ先生に習うのと同等の望むのは無理です。「とにかく最初は自分だけで」と思う方にとってのお試し感覚の学習スタイルです。

まとめ

一昔前は、趣味でもバイオリンを始めるには先生に師事して、先生に言われた楽器を購入して、とほとんど選択肢はなく、初期費用から継続していくのにも相当のお金がかかりました。今はそういう意味では良い時代で色々の選択肢があります。何が正解かではなく、自分にあった方法で無理なく始めることがバイオリンを楽しんでいく一番の道です。

上達を目指すにはどこかのタイミングで先生に習う必要はありますが、それすらもそれぞれの選択なのかもしれません。「私はキラキラ星が弾けるようになったらそれでよい」という方もいて良いのです。

プロを目指すわけでは無いので、楽譜の読める読めないや、年齢なども関係ありません。何歳でもスタート可能。上手くすれば一生楽しめる素晴らしい趣味との出会いになる可能性があります。ぜひ挑戦してみてください!

趣味でバイオリンを始める時の先生の選び方

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